① 入力値の検証不備で、データベースの情報を抜き出される
入力フォームやURLパラメータの値を、そのままデータベースへの命令に組み立てると、意図しない命令として解釈されます。実装に起因する不備です。
取引先から届いたセキュリティチェックシートへの回答や、個人情報を扱う機能の追加をきっかけに、Webアプリケーションの診断を検討する企業へ。入力値の検証漏れ、権限の確認漏れ、公開済みの既知の脆弱性まで確かめます。累計検証実績5,000+件を土台に、診断の範囲からご相談いただけます。
支援実績5,000件以上













リリースと改修を重ねたWebアプリケーションでは、不備は画面・入力フォーム・権限まわりに集まります。不安を漠然と抱えたままにせず、公開している画面で起きているセキュリティ不備を、典型的な5つの型に整理します。
入力フォームやURLパラメータの値を、そのままデータベースへの命令に組み立てると、意図しない命令として解釈されます。実装に起因する不備です。
投稿内容や検索語が、記号を置き換えないまま画面へ出力されると、文字列ではなくスクリプトとして動きます。他の利用者のブラウザで実行されます。
画面のURLや帳票の番号を書き換えたときに、閲覧権限があるかを確かめていないと、他の利用者や他社の情報まで届きます。設計に起因する不備です。
セッションIDが推測できる値だったり、ログイン前後で同じ値のままだったりすると、ログイン状態を本人以外に使われます。Cookieの属性も確かめます。
フレームワークやライブラリは、導入時に問題がなくても、あとから脆弱性が公表されます。環境の変化に起因する不備で、版を追う管理が欠かせません。
ここまでの不備は、システム内部の話では収まりません。情報の機密性が損なわれた時点から、取引先との関係や、事業を続けられるかまで影響が及びます。
脆弱性には、実装の書き方に起因するものと、設計の考え方に起因するものがあります。自動の一括検査では後者まで届かないため、画面と機能の作りに即した5つの観点で読み解きます。
入力値の型・長さ・記号の扱いを変えて送り、データベースへの命令が意図しない形に変わらないかを確かめます。画面一覧と機能仕様を読み、受け取った値がどこまで届く作りかを押さえたうえで検証します。
入力された値が画面へ出力されるまでに、記号がどう置き換えられるかを確認します。画面遷移図をたどって入力から表示までの経路を洗い出し、スクリプトとして実行される余地がないかを検証します。
権限一覧とアカウント設計を読み、役割ごとに見えてよい範囲を先に確定します。そのうえで利用者IDや画面のパラメータを替えて送信し、他の利用者や他社の情報へ届かないかを確かめます。
認証まわりの仕様をもとに、セッションIDの発行と破棄のタイミング、Cookieに付く属性を確認します。無操作のまま失効するまでの時間と、ログイン試行を止める回数のしきい値まで見ます。
構成一覧と版管理表からフレームワーク・ミドルウェア・ライブラリの版を洗い出し、公開されている脆弱性情報のデータベースと照合します。組み込んだサードパーティ製の部品も対象に含めます。
これらの観点を、限られた予算と期限で実行できる計画に組み替えます。範囲を決めるところから再診断まで、4つの段取りで進めます。
画面一覧と機能一覧から診断の対象を棚卸しし、入力フォームや外部連携のある画面を洗い出します。かける労力はリスクの高さに見合わせるため、取引先の要件と期限を照らして範囲を合意します。
攻撃を再現するツールの検査には、誤検出も検出漏れもあり得ます。定型的なパターンは自動の検査で広く網をかけ、画面の作りに依存する不備は仕様を読み込んだ手作業の検査で深く確かめます。
悪用のされやすさと影響の範囲からリスクの高さを見定め、改修のしやすさを重ねて着手の順番を決めます。再現手順を添えて示すため、次のリリース計画を組む材料としてお使いいただけます。
確かめた範囲は、画面・入力フォーム・権限の組み合わせ単位で記録します。期間や環境の都合で検査できなかった箇所と、対象外とした箇所は理由まで分けて記し、改修後の再診断まで受け持ちます。
固定費を抱えない人日単位のアサイン、監査にも使える独立した検証の記録、育成期間なしに活かせる専門ノウハウなど、第三者へのアウトソースには複数のメリットがあります。
人日単位のアサインで固定費を抱えず、繁忙期に増減できます。
独立した検証で偏りを排し、監査に使える客観的な記録を残せます。
JSTQB認定エンジニアが在籍し、対象領域固有の検証知見を育成期間なしに活用できます。
GENZは、20年の第三者検証の経験を踏まえ、公開している画面と機能の実情に合う範囲でお引き受けします。一律のフルメニューはおすすめせず、どこから着手するかを一緒に決めながら、次の4点で関わります。
診断する画面と入力フォームの数は、ご相談のうえ決めます。棚卸しだけを切り出し、範囲を確かめてから始める段取りもお選びいただけます。
自動の検査で定型的なパターンに広く網をかけ、画面仕様と権限一覧を読んだ手作業の検査を重ねます。画面の作りに依存する不備を確かめます。
診断できた画面と検査できなかった画面を理由つきで書き分けます。残るリスクは受容か改修かまで添えるため、取引先への説明や稟議に使えます。
改修が済んだあとの再診断は、診断から1年間は無償で承ります。APIからWebアプリ、ネイティブアプリまで、同じ窓口でご相談いただけます。
対象範囲と判断基準を先に合わせ、進捗と残るリスクを共有しながら進めます。
対象システム、拠点、商品区分、連携先、業務フロー、リリース時期を確認し、未検証領域を可視化します。
事故影響、変更量、利用頻度、代替手段の有無から優先順位を定め、必要工数の見積条件を揃えます。
実施状況、発見事項、ブロッカー、追加確認が必要な仕様を共有し、終盤のまとめ出しを避けます。
テスト完了レポートに結果、証跡、未実施範囲、残留リスクを整理し、修正後の再テスト条件まで引き継ぎます。
累計5,000件以上の対応実績
どの画面と機能まで診断するか、どこから着手するか、必要な工数の考え方、負荷テストや機能テストなど、あわせて検討すべきテストの有無まで、いまの状況をうかがいながら一緒に整理します。